「そんなことが起こる」世界(1)

宇宙船地球号の日々

 ふと今思い出した。わたしは、小学校1年生〜2年生くらいの時まで、「気」で探したいものを見つけ出していた時期があった。なぜ忘れていたのだろう。そしてなぜ、今思い出せたのだろう。ブログのネタをパラレルセルフが授けてくれたような気がしてならない。そして、書けという念を感じる。

 わたしは小さいころ探しものを見つける達人であった。何か失くしものをしたとき、手のひらをあらゆる方向にかざすと、ある1点だけ手のひらがかーっと熱くなる方向がある。その方向を探すと失くしたと思ったものが出てくるのであった。嘘のような、本当の話。補足だが、何度も伝える通りわたしは霊感のようなものは全くない。

 スーパーなどで迷子になりかけていたときも、この方法で母を探していた。360度、あらゆる方向に手をかざして、手が熱くなった方角へ向かっていくとその先に母親がいる。そのようにして人や物を探し出していた。今思えば、対象者や対象物への周波数を合わせて見つけていたのかもしれない。だが、今はもうやり方がわからない。

 ある時、これはわたしが「気を感じる」と思い込んでいるだけでたまたま偶然起こっているのではないかと疑ったことがある。疑った瞬間にそれができなくなった。手のひらが熱くなるという感覚がなくなってしまったのだ。疑った瞬間に、わたしの中に「そんなことが起こるはずのない世界」という前提が出来てしまったのだろう。

 そして今は「それが起こる世界」を取り戻している最中なのかもしれない。地球で生きていくことに適応していく中で、様々なものが手からすり抜けていった。手のひらいっぱいに持っていた、キラキラした宝物が指の間からポロポロとこぼれ落ちていくような感覚。たくさん、たくさん落としてきた。でも取り戻せるから、大丈夫。

 わたしが特別な人間なのではなくて、他の人もこのような不思議な体験をしてきていると思っている(最近分かったことだが、地球に生まれる前の意識レベルが1,000以上の魂を持つ人が体験していることであった。詳しくはまた別のブログに書いていこうと思う)。絶対に忘れているだけである。あるいは、忘れさせられたのか。意識レベルが上がるごとに、過去のことは思い出しやすくなるらしい。

 「そんなことが起こる世界」へと足を踏み入れるきっかけとなった出来事がある。今の家へ引っ越してきたことだ。わたしは今住んでいる家が大好きである。今の家に住むことになるまで、想像を超えた非常にドラマチックで素晴らしいシンクロがたくさん起こったのである。地球に生まれる前に宇宙で決めてきていた計画に沿って、今のこの家に住むことが出来ている。今日はその話を聞いてほしい。

 そもそもわたしは今の1つ前の家で、その時お付き合いをしていた恋人と同棲をしていた。一緒に住んでいた期間は1年くらいだろうか。ある日夢で、都内で内見をしている夢を見た。部屋の中に入った瞬間に「ここにします」と宣言していた夢であった。目の前に大きな窓があり、自然光がたっぷり入ってくる明るい部屋。夢を見たときには、引っ越しをすることになるなんて微塵も思っていなかった。今、わたしは夢の中で訪れた内見先と、同じエリアに住んでいる。

 そのような夢をみた同じくらいの時期に、同棲していた彼とは些細なきっかけから信頼関係がガラガラと崩れていった。なんと彼の荷物から、女性からの手紙が出てきたのである。当時、手紙を見つける前までは彼とは結婚すると思っていたくらい仲が良く、同棲生活もスムーズであった。手紙を見つけて、わたしは「終わりだ…」と思い、結構落ち込んだのだが、後になってこれはわたしのパラレルセルフが彼と別れるように仕向けたことだったと分かった。確かに、冷静に考えてみて、あのように女性からの手紙をタイミングよく見つけるなんて、誰かが意図的に操作したとしか思えない。

 宇宙で立てた計画の中で、ちょうどこの時期が引っ越しをする予定のタイミングだったのである。ちょうどその頃、月に1度くらいの頻度で、このブログによく登場するアーティストの友人の家に遊びに訪れていた。アーティストの友人の家は非常に気の良い家で、いるだけで気持ちが浄化されるような居心地の良い家であった。わたしも、もし一人暮らしをするならこれくらい気の良い家に住みたいと思っていた。

 ある時、わたしは彼女に彼氏との関係性が破綻しかけていること、そしてこれから引っ越そうと思っているということを話した。8月ごろのことだろうか。貯金もしたかったので、年末ごろに引っ越そうかなと思っていると話したような記憶がある。

 それから数週間経ったある日、その友人から、「わたしの住むアパートに空き部屋が出た」と言って物件のURLとともに連絡をくれた。9月のことである。彼女には、わたしが彼女のような家に住みたいということは話しておらず、彼女の好意で調べてくれてたまたま空きが出ていたので知らせてくれたのである。

 送ってくれたURLを見て驚いた。1DKの2部屋ある物件である。これも彼女には伝えていなかったのだが、1人暮らしをすることになっても2部屋ほしいと思っていたのである。しかも予算内の賃料。即不動産会社へ連絡して、2日後に内見することになった。

 内見を予約したときから、人気の物件なので内見しても入れない可能性が高いと念を押されていた。わたしが予約したのが5番目で、その前に4組が内見をすると言っていたのである。彼と同棲するときもものすごいタイミングが合わなくて物件がなかなか決まらず大変だったことを思い出した。人気の物件で4番目だったら入居できる望みは薄いかもと思い当日を迎えた。

 その物件のあるアパートにはすでにアーティストである友人が住んでいたので、当日わたしと一緒に部屋を内見してくれることになった。不動産屋の営業さんは「こんなことあるんですね」と笑いながら困惑していた。めちゃくちゃいい人であった。

 不思議なことに、その営業さんはこの物件の担当ではないのだという。当日の采配によりたまたまわたしの担当をしてくれることになった。なんと、アーティストの友人がこのアパートに住むときもそのような形で同じ営業さんが担当してくれたという(これは後から分かったことだが、この営業さんと友人とわたしは今世でこの引っ越しのタイミングで出会えるように地球に生まれる前に計画をしていたことであった)。すごいシンクロニシティ。不動産屋の営業さんとアーティストの友人は久しぶりの再会に喜んでいた。どんな内見だ。聞いたことない。

 内見する前に、わたしの前に予約し内見をした3組がどうなったのか聞いてみた。なんと1件も申し込みが入っていない。「冷蔵庫の大きさが合わなそう」とか、「思っていた広さではなかった」とか、そんな理由で申し込みされなかったという。

 ちょっと長くなりそうなので続きは次回のブログへ引き継ぐこととしよう。

 

 

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