りんごという果物(3)

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 りんごの無農薬栽培を成功させた木村秋則さんのことを語るうえで、他にも興味深いエピソードがある。木村さんは、若いころから宇宙との関係が深いということである。UFOを見たこともあれば乗ったこともあるという。そして、体外離脱をして魂が地球に生まれる前にどのような手順を踏んで生まれるのかという光景を見たことがあるとも木村さんは語っている。それらの話がとんでもなく面白かったので、この記事では、木村さんと宇宙の関わりについて触れていきたい。

 木村さんと宇宙の関わりについて一番わかる本は『すべては宇宙の采配』という本である。残念ながらすでに絶版になっているようだ。個人的にこの本が一番面白いので残念である。もはや愚痴になってしまうのだが、意識レベル300台程度の怪しいスピリチュアルや宗教の本は売り続けて、このような真実が書かれている本ほど絶版になることには疑問を持たざるを得ない。アミ3部作の本も、描かれた内容の全てが真実ではないようだが、絶版になってしまっている。アミの本にフォーカスしてみれば、今再出版すれば儲けなんて心配なく売れるだろう。だが、そうならないことには何か大きな力が働いているのではないかと思ってしまうのは自然なことだと思う。

 話が逸れてしまった。まず、木村さんは20代のときに初めてUFOを見た。木村さんの記憶だと25歳前後とのことだ。まだ無農薬栽培を始める前の頃だという。丸いオレンジの光がくるくると回っているのを目撃したそうだ。木村さんだけでなく、その場にいた9名全員が見たのだという。面白いことに、1回だけでなく複数回目撃をしたそうだ。毎回目撃場所は一緒な上に、「晴れた日の午後7時前後には必ず見る(p.44)」ということだ。地元の新聞に取り上げられるほどに、大きな話題になったらしい。

 その後木村さんは無農薬栽培を始めて、りんごの木に花が咲かないという苦しい時期に再度UFOと接触する。35歳くらいのときに、りんご畑で出会ったという。

「突然、どこからともなく、畑のなかをものすごいスピードで走り回るふたつの物体が現れました(中略)『たぶん、宇宙人ではないかな』ただ、あらゆることに疲れていたため、そのままなんの行動もとらずに帰り、だれにいうでもなく過ごしていました(p.86−87)」

 ここの描写で驚いたことは、木村さんが動じていないということだ。疲れていたから目の前で起こったことに疑問を持たずに受け入れたということなのだろうか。わたしは、木村さんのあまりの柔軟性に笑ってしまった描写であった。上記の出来事から数日後に、今度はその宇宙人と対峙して宇宙人から頭に直接語りかけるような形で話しかけられたという。いわゆるテレパシーだと思う。そこでようやく木村さんは動揺し、奥様にも興奮して起こったことを話したのであった。

 その後、木村さんがりんごの無農薬栽培を成功させたあとに再び宇宙人と再会した。40歳くらいのときだという。深夜2時くらいに2階で1人で寝ていたところ、なぜか目が覚めてしまったという。そしてその次の瞬間、背後の部屋の窓が突然自動ドアのように開き、以前畑で対面した宇宙人と同じ姿をしたふたり組が浮いていたのだという。そして木村さんが恐怖で動けなくなっている間に、ふたり組の宇宙人は左右に分かれて木村さんの腕を各々抱えてそのまま窓の外に連れ出した。そして向かった先はUFOであった。

 UFOには木村さん以外にも男性1名、女性1名が連れてこられていた。男性も女性も日本人ではなかったと木村さんは本書で語っていた。木村さんはそのUFOの中で、大きな板複数枚に書かれた地球のカレンダーを動かすという作業を手伝わされたという。カレンダーはある年までしか書かれておらず、それ以降は地球がなくなるということを宇宙人から示唆された。その年号は絶対に教えてはならないと宇宙人から口止めをされたのだという。

 キネシオロジーテストをしてみたところ、木村さんが接触した宇宙人は闇側の存在であったことがわかった。確かに、光側の存在や自身の味方である地球外生命体であれば、そのようにわかりやすく接点を持とうとはしてこない。恐怖を与えるようなことを彼らは基本的には避けてくれるのである。これはわたしの推測だが、木村さんが無農薬栽培を推進していくことが闇側の存在からすると都合の悪いことだったのだと思う。邪魔をしたいがために、木村さんへ口封じさせたり接点を持ったりしたのではないだろうか。

 宇宙は全てが良い存在という訳ではない。かつてはわたしも、宇宙は全てが素晴らしくて完璧であると思い込んでいた時期があった。だが、宇宙でも完璧ではないことは多いし、何より地球のルールに疎い場面が多々ある。それでも宇宙は地球よりも意識レベルが高い世界であるので、やれることが多いということは事実である。

 宇宙では、光側と闇側がゲームのように戦っているのであるが、地球に生まれている光側の魂の中でも意識レベルの高い魂が存在している。闇側からすると、地球に生まれる前にきちんと今世での計画を立てて遂行していく意識レベルの高い魂は、邪魔であるので攻撃が激しくなりがちである。木村さんの本の中でも、「これは闇側による攻撃ではないだろうか…」と思う場面が多々存在していた。そして、同じくらい、「これは木村さんのパラレルセルフやハイヤーセルフによるサポートだろうな」と思うものもたくさんあった。大きなことを成し遂げようとすればするほどに、闇側からの攻撃も大きくなる。改めて、木村さんが成し遂げたりんごの無農薬栽培はとんでもなく素晴らしい偉業なのだと感じた。

 先にも触れた通り、『すべては宇宙の采配』という本はすでに絶版になっているようなので、ぜひお近くの図書館で借りて一読してみてほしい。このブログを読んでくださっている宇宙人の皆様であれば、きっとときめきを覚えるはずだ。

 (※)参考文献・出展

木村秋則(2009年)、『すべては宇宙の采配』、東邦出版

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