破壊と再生

宇宙船地球号の日々

 わたしは高校生のころにUFOを見た。自分の部屋から窓を見ていたら、見たことないくらいたくさんの窓が付いた大きな大きな円盤型の浮遊物がちょうど物陰に隠れていくところであった。非常に興奮した。翌日部活の仲間にその話をしたところ「とうとう頭がイカれたな」と全く取り合ってもらえなかった。当時は部活動に一番時間を捧げていたので、同じ部活の仲間と家族以上に一緒の時間を過ごしていた。そんな仲間ならわたしの話を信じてくれると思っていたので全く受け入れてもらえなくて普通に衝撃だった。ちなみに家族からは爆笑された。今考えてもひどい。

 中高生の時は全国大会に出るほどに強い部活動に所属していた。学校内でも厳しい部活だったように思う。特に中学の部活は先生が恐怖政治のようなやり方で指導をしていたので、ストレスフルな毎日を過ごしていた。夜寝るときに、ネガティブな気持ちから「明日にならなければいいのに」と本気で考えたのは中学生の時だけである。

 毎日部活を終えて帰宅をし、学校の宿題などをして一息つくといつも、「帰りたいなぁ」と思っていた。そして、そんな感情が生まれてくることにハッとして、「すでに家にいるのにこれ以上どこに帰ればいいんだろう」と途方に暮れていた。とにかく悲しかった。

 今思えば宇宙に帰りたいと思っていたのかもしれない。もともと地球に生まれる前には宇宙で自由に暮らしていたのだと思う。今の地球は意識レベルが低く、制限だらけの星で不自由さに嫌気がさしていたのかもしれない。宇宙にいたときの記憶がないので思い出せないが、「帰りたい」の気持ちが生まれるのはそういうことだったのだと思う。

 そんなわけでわたしは地球外生命体の存在を信じているし、宇宙にはわたしの想像の範囲では収まらないほどのテクノロジーが存在していると信じている。最近、「アミ小さな宇宙人(※)」という本を読んだ。この本をご存知だろうか。もう既に絶版になってしまっているが、アミ3部作と言われる3冊の中の1冊目の本である。

 この本はおとぎ話のように書かれているが、大人にこそぜひとも読んで欲しい。わたしは、この本に書かれていることは本当に起こった出来事も含まれているのではないかと思っている。著者が実際に体験したことを、おとぎ話としてフィクションのように描いていると感じた部分がいくつかあったのである。それくらい、あまりにもリアルな描写が多い。

 この本は面白いことに、「注意(おとなのみに向けた) 読みつづけないように!きっとおもしろくないでしょう。ここに書いてあるのは、すばらしいことばかりだから。(p.9)」といきなり冒頭でこのような注意喚起をされる。著者のエンリケ・バリオスの別の本でも冒頭で似たような注意喚起をしてくるのだが、そう言われてしまうと読みたくなってしまうのはなぜなのだろうか。禁止されていることほどしたくなる心理と同じだと思う。人の心って面白い。

 アミ3部作の1冊目は、主人公ペドロ(作中ではペドゥリートと呼ばれる)が宇宙人のアミにUFOに乗せられて宇宙旅行をしながら宇宙について学ぶ内容である。

 本書の中で印象的な話の1つが、科学の水準が愛の水準を大きく上回ったときにその星は滅亡するというものである。アミの本では、星の滅亡と書かれていたが、実際には滅亡する場合もあれば、星を元の美しい状態に戻すという場合もある。ちょうど世間では2025年7月に何か大災害が起こると騒いでいる人がいる。そのタイミングこそ、地球がリセットする時なのではないかとわたしは思っている。

 ジブリ作品の1つの「天空の城ラピュタ」のオープニングでは文明の繁栄と衰退が描かれていると考察している人がいる(※参照にURLを載せておく。)これは文明についての説明をしているようなのだが、もしかしたらわたしたちが知らない歴史の中で、実はこの地球が過去にも一度破壊の道をたどったことがあるのではないかとも思える。ロストテクノロジーというものが存在するように、そういった星の自滅活動が行われたと考えないと辻褄が合わないようなことがたくさんあるように思うのである。例えばピラミッドは現代の技術では作れないとされている。それから、ナスカの地上絵はどのように描かれたのだろうか?まだまだ解明されていないことがたくさんあるし、もう解明なんてそもそもできないのかもしれない。

 アミの本の中では、星の自滅活動が起こった際に宇宙の生命体が「愛の度数が700度以上の人」を助けるとのことだ。だが、実際には、星の状況や様々な理由により、その助ける条件は異なるようである。なんという選民思想…!そこまで言い切られるとむしろ清々しいかもしれない。要は新しい世界を作るのに適性のある人のみを残すということなのだろう。

 実はこの愛の度数は、測ることができる。また別の記事で紹介しようと思うが、『パワーか、フォースか』という本にこの愛の度数を測るためのキネシオロジーテストの詳細が書かれているので、ぜひ読んでいただきたい。『パワーか、フォースか』の内容についても、別の記事で紹介をしていこうと思う。

 この本はぜひとも読んでほしいのだが、絶版になってしまっているので買おうとすると結構な金額がかかる。1冊1万円くらいだったような記憶がある…。いわゆるプレミアム価格というものである。高い。絶版になってしまったのも、誰かにとっては不都合なことが描かれているということだろう。怖いものだ。図書館などで借りられるので、ぜひ借りて読んでみてほしい。この本2005年に出版されたものなのだが、未だに人気なようで予約してから2か月経って手元に届いた。読みたい方はぜひ早めに予約してみてほしい。

 (※)参考文献・出典など

・エンリケ・バリオス(石原修二訳)(2005年)『アミ 小さな宇宙人』徳間文庫

・TOLAND VLOG

※ブログにYouTubeのURLを埋め込むのは著作権には当たらないと今初めて知った。ぜひ見てみてほしい。ブログで参考にさせていただいたのは27:56以降の内容である。でも全編見ても面白い!

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