先週の6週目を終えた時点で、ワークの半分を完了している。ここで折り返し地点だ。今週のテーマは「つながりの感覚を取り戻す」ことである。
創造を生業としているあらゆる人(アーティストや作家、音楽家、料理人も含まれると思っている)がよく、何かを思いついたときに「降ってきた」と表現する。インスピレーションが湧いてくるというが、それはどういう状態なのだろうか。モーニング・ページとアーティスト・デートは、このインスピレーションが湧いた瞬間を逃さずキャッチする訓練になるらしい。
そしてこの週では嫉妬についてのエクササイズを行う。嫉妬って醜い感情のように感じるが、この感情も1つの指針となるらしい。理由はわからないが、なぜか嫉妬してしまう人はいないだろうか。このエクササイズでは、誰に嫉妬してしまうのか、なぜ嫉妬してしまうのか、そして対応策について考えるというものである。
少しここで小話を入れよう。この嫉妬のエクササイズの中で、「緑は嫉妬の色だが希望の色でもある。(p.162)」という一文が出てくる。なぜ緑?と思った方、いないだろうか。なぜか英語圏では緑色が嫉妬の色とされている。一説によると、シェイクスピアのオセロで”green-eyed monster”という言葉で嫉妬を表現したことから、嫉妬=緑色となっていったようだ。
日本でもブルーな気分という表現や、黄色い声といった色に関する慣用句があるが、その類であろう。ディズニーの映画ではこの緑色の目がよく出てくるから注目して観てみると面白いかもしれない。記憶が曖昧だが、白雪姫に出てくる悪役の継母は、白雪姫に対して怒るときに目が緑色になっていたような覚えがある。ディズニー映画で緑色の目が出てくるとき、それも同じく嫉妬している感情を表現しているらしいのだ。一応わたしは、大学で英文学科の所属だったのでこういった文化背景のようなものを講義で教えてもらった記憶がある。ただ何年も前のことなので、白雪姫の映画で本当にそのような場面が出てくるかは自信がない。
話を戻そう。7週目の課題自体はわりとライトな内容が多かったように思う。自分を大切に扱う気持ちになるような、心が温まるような課題が多かった印象である。ここでも雑誌の切り抜きについての課題が出てくるが、過去の課題と同じく、わたしはピンタレストを使ってコラージュした。雑誌をたくさん持っている方は紙でやる方がいいと思う。夢マップや、ビジョンマップなどと言われたりもするが、視覚化してより具体的にイメージをすることで理想に近づけるというワークである。紙でやる方はいつも目にする場所に飾っておくとより効果的だろう。
そして、課題以外にも、この本で記載されているエクササイズもきちんと取り組めているだろうか?全てのワークに意味があるプログラムである。取りこぼしのないように、1つ1つ取り組んでいこう。著者のジュリア・キャメロンは本当はこの内容をワークショップや講義などで展開することも考えていたそうだ。だが、より多くの方に取り組んでほしいという思いから、本として出版したと聞いている。
本として出版されたことで、今わたしはこうして創造性回復のプログラムを実践することができているのだ。感謝だ。
7週目のワークを終えてみて、どうだろうか。何か変化は出てきているだろうか。そういえばわたしは4~5週目あたりで大きな変化があったのだが、その話題を取り上げることを失念していた。
長くなりそうなので、わたしに起こった変化は次回の記事で共有していこう。今週もお疲れさま。
(※)参考文献・出典
ジュリア・キャメロン=著、菅靖彦=訳、2001年「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」、サンマーク出版
※わたしは旧版の書籍を使ったため、本ブログで引用しているページ数や文章などが新版とは異なっている可能性がある。
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