闇側という存在(1)

生澤愛子との生活

 宇宙は100%わたしたちにとって良い存在だとばかり思っていた。…2023年の秋までは。実は宇宙でもこの地球のように様々なことが二元性の対立構造にあるということを昨年初めて知ったのである。 

 わたしたちのプロジェクトメンバーの一部は昨年の秋に闇側の攻撃によってかなりの痛手を負い、一時期は宇宙との繋がりについて距離をおき、宇宙について何も信じられない・信じたくないという期間を経ている。愛子と、わたしと、愛子の友人の3人の中で起こった不思議なことである。

 もともと愛子は2023年の2月ごろから、モーニング・ページで地球よりも高次元にいる、宇宙にいるもう1人の自分とコンタクトが取れるようになっていた。わたしも愛子も昨年の秋のタイミングではパラレルセルフという存在を知らず、この存在のことをハイヤーセルフと呼んでいた。

 愛子はこれまでの人生の中で挫折しそうになる瞬間や何か大きな転機を迎えた時に、ハイヤーセルフから話しかけられて声が聴こえるという体験をしていた。自分よりも自分のことを分かっている人がいるという信頼感はこれまでの人生の中でたくさん感じられていたので、モーニング・ページで話せたときには感動したそうだ。このモーニング・ページを通して話をしていたハイヤーセルフの存在のみが愛子にとっての宇宙との繋がりの全てだった。

 アミ小さな宇宙人でも侵略者のような宇宙人は存在しないという話も出ていて、愛子にとっては宇宙の存在は宇宙の存在は100%良いものであるという前提が、後のトラブルを引き起こすこととなる。わたしたちが宇宙の存在に狂信してしまうにあたり、様々な過程を経てそのような状態となってしまったのである。

 わたしが今のアパートに引っ越しをしたのが2023年10月。引っ越しをするにあたり、わたしはなぜか怖かった。変化を恐れる本能が、現状に留まるように反発していたのだと思う。引っ越しをした方が楽しい日々を送ることができると分かっていたのだが、引っ越し直前になり、非常に怖くなってしまっていた。これは、闇側からすると、わたしと愛子が同じアパート内に住んで時間をともに過ごすことは不都合な状況であったので、わたしが引っ越しを中断するように仕向けられていたと今では思う。

 その時に愛子はモーニング・ページでハイヤーセルフから、わたしが無事に引っ越しができるように手配をしている、安心してというような内容で話しかけられていた。わたしはその時には自力で自分のパラレルセルフとお話をすることが出来ない状態だったので、愛子からのその言葉を信じ、思い切って引っ越しをすることにした。愛子は愛子で、わたしが引っ越しをするということに本当に引っ越してくるのかと疑問を抱いていたようだが、わたしが無事に引っ越しすることが出来たので、宇宙の存在は本当にあるんだとより確信に近づいたそうだ。

 2023年10月ごろ、地球ではアセンションに向けて宇宙と地球の距離が近づいていたような状態だったらしい。光側の生命体が地球に接近できると同時に、闇側の生命体も地球に接近できるようになっていた時期だった。わたしたちはこの時期に闇側からたくさんの攻撃を仕掛けられた。魔法のような不思議なことが身近にたくさん起こり、わたしたちは宇宙の存在に狂信していくこととなるのである。

 まず、愛子の友人から愛子に向けて、インスタグラムで電話がかかってきた。愛子は、急に電話を掛けてくるようなタイプではないのに、どうしたのだろうと疑問に思ったそうだ。とりあえず電話に出たところ、電話は繋がったのだが相手は無言のままであった。無言電話が数十秒続き、愛子は電話を切った。愛子はそのまま、「今の電話なに?」とメッセージで聞いたが、なんとその友人は電話を掛けていないという。2人は怖くなり、このことはなかったことにしようということで着地したそうだ。

 またある日のこと。別の友人と愛子は電話をしていたところ、急に電話が通じなくなってしまった。何回かお互いに掛け直すも、上手く会話ができない。結果また普通に話せるようにはなったそうだが、お互いに何が起こっているんだろうと不思議に思ったそうだ。そしてその日の夜。愛子の友人が急に深夜の2時くらいに目が覚めたのだが、窓の外からピカピカと光が差し込んできていたそうだ。その時友人の家は停電のような状態になっており、かなり田舎のエリアなので、そんな深夜に車などが通ることもないという。怖くなり愛子に連絡してきて、ピカピカしたというのならUFOなのではないかという結論に至っている。(続く)

 

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