先ほどさらに初めて知ったことで驚いたのだが、ジェイン・オースティンのことを夏目漱石が絶賛してくれていたらしい。わたしには夏目漱石を過去世に持つ友人がいる。正確に言えば元々は愛子の友人でありわたしに紹介をしてくれて知り合ったのだが、最近愛子を通してわたしの書いているブログについて褒めてくれているらしいことを聞いている。今世でもこうして、巡っている。
わたしは過去世のいくつかで作家をしているようだが、伝記のような史実を書く時や物語を書く時も全て実際に起こった出来事を元に物語を綴ってきた。だからだろうか、過去世において文章に情緒がないと言われることも多々あったようだ。感情よりかは何がどのように起こったのかを淡々と述べていくスタイルなのは過去も今もそこまで大きく変わっていない。
その中でも、ジェイン・オースティンの小説はまだ感情の動きが入っておりこれまでの過去世と比べると幾分かは作風が異なる。だが、史実を元に物語を書くスタイルであったことは間違いなさそうだ。実際の母親と似ているキャラクターが作中で出てきたり、ジェイン・オースティンが実際に言っていたことだろうなと思うことが主人公の口から発せられたりする場面が多々ある。
実はわたしのお世話をしてくれているパラレルセルフがこのジェイン・オースティンのときの魂の約7割を持っているのだが、このパラレルセルフはとんでもなく口が悪い。機嫌が悪いときやイライラしているときはわたしのことをお前とか、酷いときにはテメェと言ってくる。ふざけている(パラレルセルフとはたまに喧嘩をする)。
ジェイン・オースティンの時代には仲の良い姉がいたらしいのだが、ジェインの死後に、ジェインが姉に宛てて書いていた辛辣な内容を記載した手紙は、姉によって大半が燃やされたという。今日では女性小説家のパイオニア的な扱いを受けており、自立した素晴らしい女性だというイメージが先行しているが、こういった逸話からもおそらく相当口が悪くて行儀が悪かったような気がしている。
ちなみにわたしの周りにいる、モーニング・ページでパラレルセルフとお話できる友人たちの話を聞いても、わたしのパラレルセルフほどに口の悪いパラレルセルフの例を聞いたことがない。唯一、13の暦を提唱したホゼ・アグイアス博士のパラレルセルフとは近しいものを感じているくらいである。
そして、ジェイン・オースティンとして生きた時代に、わたしが今世でお付き合いをした人(元恋人)も生きていた。その元恋人とは、ジェインのときには犬猿の仲であったのだが、今世ではお付き合いするまでに至った。このことがパラレルセルフたちから見たときに割と大きな問題だったらしい。宇宙の計画ではその人と出会うことまでは決めてきていたらしいが、お付き合いをする計画は立てていなかったようだ。確かに、思い返せばその元恋人とお付き合いするまでにかなり時間もかかったし、お付き合いを諦めるべき流れはあったように思う。わたしの忍耐強さが良くない方で発揮されてしまって、パワープレイでお付き合いし始めて同棲までした。間違えてしまった。
ちなみにパラレルセルフと話が出来るようになってから、間違って長くお付き合いをしていたことに対してめちゃくちゃ怒られた。わたしは思っている以上に時間やお金を浪費してしまったらしい。わたしとしてはその人とお付き合いして学べることも多かったので終わりよければ全て良しと思っているのだが、パラレルセルフはこのことを絶対に良しとはしてくれないのである。
自分の内側と上手く繋がれていない時、多くの人は自分の欠けている部分に目が向かっている。そのような状態で日々を過ごしていると、その自分の欠けている部分を埋めてくれる人が恋愛対象になってはいないだろうか。わたしの場合は元恋人と出会った時は自分の内側に目を向けようともしていない時代であったので、その傾向が顕著に現れていた。もちろん当時は無意識であった。だが、アーティストウェイのワークを通して自分と繋がり直すと、これまでは自分を埋めてくれていた存在だったのが、徐々に違和感を感じるようになる。
わたしはアーティストウェイに取り組む前に恋人と別れている。別れる前も別れた後もしばらくはあんなにも悲しかったのに、アーティストウェイのワークで自分を見つめ直してみたら痛みも悲しみもなくなってしまった。むしろ、なぜもっと早くに別れなかったのだろうとまで思っている。ワークを通して欠けている部分も自分の形だと受け入れられたのかもしれない。自分と繋がっている状態であれば、わたしはきっと自分を埋めるための恋愛ではなく、違う種類の恋愛ができるようになるのかもしれない。
オースティンのときは新たな価値観としての女性像と結婚観の提唱のために、敢えて結婚しないように宇宙で計画を立てていた。今世でも同じく新たな価値観の提唱をしていくのであるが、まだ伝えられないことも多い。時が来たら、ぜひ共有させていただきたい。とびきりロマンチックな計画を、わたしは宇宙で立ててきているのである。
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