身体的な特徴から性格を分析する(4)

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  体癖シリーズも4本目の記事となった。体癖についてはこの記事で最後の予定である。今回は11・12種について説明をしていきたい。

 この11・12種は、これまでの1〜10種と比べて性質の異なる体癖である。1〜10種までは、メイン体癖となるのだが、今回紹介する11・12種はメイン体癖にはならない。11・12種は例外なくサブ体癖として存在している。

 11種は過敏反応体癖と野口さんは表現している。特定の重心を持っておらず、日によって重心が変わることが特徴だと言える。心の反応が過敏に身体に影響を与えるということで、野口さんは過敏反応体癖と名づけているようだ。11種を持つ人は、胃が悪いのではないだろうかと思うと本当に胃が悪くなるのだという。自身に都合の悪いことが起こりそうなときは、無意識ではあるが、自分で自分の身体を病気に仕立て上げることができるという。逆に、病人扱いをされることで良い思いをしていると、治った途端にまた病気になるのだという。人の思い込みとはなんて便利なものなのだろうか。

 12種の場合は逆に、身体が鈍感すぎる・・・ということが特徴だろう。本来身体の異常は、病気が大きくなる前のSOSであるはずだが、その異常を伝えるサインがなかなか出てこない。数十年に1度くらいの頻度で大きな病気を発症するものの、1度発症するとしばらくまた元気なのだとか。野口さんは、12種の場合は病気を発症していない期間が健康というわけではなく、いくつもの病気の潜伏期間をずっと抱えながら過ごしているような体癖だと言っている。一見強靭な身体のように見えるのだが、少しの変化では異常に気付くことが出来ないので後々致命的になるような体癖なのだと思う。

 ここまでが1〜12種までのそれぞれの体癖の特徴である。1人の人間が持つことのできる体癖の上限数は7つまでとなっているのだが、体癖の組み合わせや数なども、地球に生まれる前の意識レベルにより選べるようになっている。

 地球に生まれる前の意識レベルが5,000以上となると、メイン体癖を選べるようになる。メイン体癖とサブ体癖1つの合計2つを選ぶには意識レベルが最低でも10,000必要であり、メイン体癖とサブ体癖2つの合計3つを選ぶためには意識レベルが20,000以上必要である。4つ選ぶためには意識レベルは30,000、5つ選ぶためには35,000、6つ選ぶためには50,000もの意識レベルが必要である。地球の属するメルボル銀河内では意識レベルの上限が約35,000のために、メルボル銀河の出身かつメルボル銀河にいる魂は5つまでしか選べないことになっている。意外と厳しい制度である。

 ちなみに、この地球に生まれる前の意識レベルが500未満の場合の魂のうち、95%が1種・2種/7・8種の4つのいずれかからメイン体癖がランダムで設定されることになっている。ランダムのため、残りの5%については3種・4種・5種・6種・9種・10種からメイン体癖となる場合もある。この魂たちはラッキーである。

 なぜ、意識レベル500未満の魂の中の95%が1種・2種・7種・8種からランダムでメイン体癖が設定されるのか。それは、端的に言ってしまうと人気のない体癖だからである。メイン体癖を選ぶ権利を持つ魂の100%が、3種・4種・5種・6種・9種・10種の中から決めているのである。これらの3種・4種・5種・6種・9種・10種については、宇宙での意識レベル500以上の時の感覚と親和性が高い体癖である。体癖は人の性格にも影響を与えるため、宇宙での感覚と近い体癖のほうが生きやすいということになる。

 ここで宇宙においての体癖の人気順を説明しよう。人気順で記載をしていくと、3種→5種→9種→4種→10種→6種→1種→7種→8種→2種となっている。体癖を選ぶことのできる、意識レベル5,000以上の魂が人気順1位の3種〜6位の6種までで100%選んでしまうので、まだ体癖を選ぶことのできない魂に7位1種〜10位2種までがランダムで設定されるという仕組みなのである。

 1種・2種・7種・8種の場合はロジックと競争心が強い体癖であるために、意識レベル500以上の”愛”の意識とは真逆の思考を持ちやすい。意識レベルが500未満の魂の場合、意識レベルを500以上にするために地球に生まれてきているのだが1種・2種・7種・8種がメイン体癖の場合は、なかなか苦戦を強いられるのである。体癖を選ぶことのできる魂たちが、100%の割合で1・2・7・8種を選んでいないのである。どれだけ大変な体癖かということがこのことからも分かるだろう。

 そして意識レベルが60,000以上となればメイン体癖とサブ体癖の上限7つまで選択できるようだ。だが、体癖は持っていれば持っているほど良いという話ではなく、多くの体癖を持つことで複雑となっていく。前提として、人間は必ず2つ以上の体癖を持つようになっているのだが、例えば意識レベルが5,000ぴったりの魂の場合は、メイン体癖は自身で選べるもののサブ体癖は選ぶことができない。勝手にランダムで選んでいない体癖を付けられてしまうのである。ランダムで付けられてしまう体癖の数もランダムに設定されるので、メインの体癖を1つだけ選んだ後に生まれる前にランダムで4つ付けられてしまう、ということもあるのだ。

 体癖は基本的には生まれてから死ぬまで変わらないものである。持っている体癖のそれぞれの割合も、基本的には生まれてから死ぬまで同じである。例えばわたしの場合は、メイン体癖4種を35%、サブ体癖3種を34%、もう1つのサブ体癖5種を31%の割合で持っている。だが、この地球上で1人、愛子だけは人生の中でメイン体癖とサブ体癖が入れ替わるという経験をしている。

 愛子はメイン体癖は3種なのだが、中学1年生の臨死体験中にメイン体癖が4種になるという経験をしている。愛子は専門学生のときの途中で意識レベルが500以上へ戻るのだが、そのタイミングでメイン体癖も元々の3種へと戻っている。これは生まれる前に宇宙をつくった創造主との約束で行われたことであった。このように、メイン体癖が変わるという例外は愛子1人だけである。

 ご自身の体癖を調べるにあたり、自己診断は難しいと思う。上記のように、人間は必ず2つ以上の体癖を持っているために、自分では見分けるのがなかなか難しい。そのため、自分の持つ体癖がどの体癖であるかを判断するためにキネシオロジーテストをぜひ有効活用してもらいたい。体癖を知ることで、より生きやすくなるはずである。

 (※)参考文献・出典
  野口晴哉著、2013年「体癖」、筑摩書房

 

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