真っ直ぐな身体、ピュアな感情、ひねくれ者の思考

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 人は本来、自分に必要な栄養素や身体にとって安全な薬など見分けられるようになっているらしい。正確には、身体が自分にとって必要なものを感じられるようになっている。意外にも思考こそが、我々の日常を複雑にさせる。わたしたちの感情に葛藤が生まれてしまうのは、大概の場合思考によって、本来進みたい方向性や理想と対立させるように働いていないだろうか。

 こんなに辛い気持ちにさせられたのに好きだから別れられないとか、全然楽しくもない飲み会だけど会社の人も偉い人も来るし顔出しておくか、とか。やりたくないけど給料がいいから続けている仕事とかもそうじゃないかな。全て思考で後付けされた条件で、それをしない方が幸せだと分かっているのに続けてしまう(書きながら心が痛い、全部わたしの話である)。

 その点、身体は正直である。わたしたちは頭の中の声に耳を傾けるよりも身体の声に耳を傾けた方がずっと行きやすくなるかもしれない。感情にも。感情は思考よりももっともっと純粋なサインだと思っている。身体と感情に耳を傾けると、答えが明確な場合が多い。

 パワーかフォースか(※)という本ではキネシオロジーテスト(筋肉反射テスト)のやり方が説明されている。このキネシオロジーテストは2人でないとできないテストであることに加えて、YESかNOで答えが出るものしか対応出来ない。1人は腕を真っ直ぐに伸ばし目を瞑って立っておく。質問者は何か聞きたいことを唱えて相手の伸びている腕に2本の指で力をかけて、腕を下に下げようとする。この時、目をつぶっている人は腕が下がらないよう力を入れて抵抗をする。質問者の問いの答えがYESであれば腕はそのまま下がらず、NOの場合は押される負けて腕が下がってしまう。

 例えば飲んでいるサプリや食べたいお惣菜など、「これはわたしの身体にとって安全である」などと言い切り、相手の腕を押した時、質問者の身体にとって安全であれば腕は下がらないし、危険なもの・不要なものであれば腕は下がる。(質問者は腕を押す側なのに、押される側の相手を使って答えが分かるのが面白い。)

 キネシオロジーテストだとOリングテストなんかも、有名な手法である。今回紹介しているキネシオロジーテストはまた異なるテストであるが、なかなか面白いので試して見てほしい。

 本書はこの興味深いキネシオロジーテストの他に、意識レベルについても説明されている。この意識レベルが実に実に重要である。この意識レベルは、なんとこの前ブログに書いた「アミ小さな宇宙人」の本で出てくる、「愛の度数」と≒(ニアリーイコール)な指標である。アミの本で書かれていた愛の度数700というのは、パワーかフォースかで言う意識レベル500である。それぞれの指標の数字に差異はあるものの、物差しの大きさとその物差しの目盛りの大きさが異なると言うくらいのものである。

 このキネシオロジーテスト、本書では意識レベル200以上の人同士でないと出来ないと書かれている。日本の水準であれば大体の人が200以上あるはずなので、安心してほしい(日本に生まれる時点でラッキーなことなのだ)。ちなみにわたしは、生まれる場所も宇宙で決めてきて生まれてきているという説を推している。

 この意識レベルが高ければ高いほど、宇宙がサポートをしやすくなる。そして、この意識レベルを上げていくということが実は最重要なミッションだったりする。地球全体の平均が上がれば、宇宙はもっともっと地球をサポート出来るのだからね。宇宙からみても地球は相当に美しい星らしい。会社などで課題解決をして世の中に貢献することよりも、意識レベルを上げていくことのほうが人類のミッションと言っても過言ではないとわたしは思っている。意識レベルを上げるには、自分の直感に従って自分らしく生きていくこと。内なる自分の声を聞いて、素直に生きていくこと。丁寧に目の前の物事と向き合うこと。これが重要である。

 この地球では誘惑も不安も多く、意識レベルを上げていくことはかなり困難である。重たい感情(嫉妬とか、憎しみなど)にフォーカスしていると自身の周波数を下げることになる。この地球では、周波数を下げることの方が上げることよりもずっとずっと簡単なのだ。意識して、日々を暮らしていこう。

(※)参考文献・出典

デヴィッド・R・ホーキンズ(2018)、( エハン・デラヴィ&愛知ソニア(訳))『パワーか、フォースか』ナチュラルスピリット

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