未来日記(2)

生澤愛子との生活
Aiko Ikizawa「四葉展」2016年

 するとマルコさんは快く応えてくださり、このクラファンで作品を購入してくれた。愛子は作品を購入してくれた人に対して1つ1つ手紙を書き添えてくれるのだが、マルコさんにはその手紙の中に「作品を購入してくれましたので、今度時間が合えばお茶でもいきましょう」と書いていたそうだ。マルコさんはそれを読んでしっかり連絡をくれた。後日会うことになった。

 (わたしはこの話を聞いていて、2016年初対面のときにあまり会話もせず終わったと聞いていたので、お茶なんて行って何を話すんだろうと思った…。)だが、2人には会話なんてあまり関係なかったらしい。なんせ、このマルコさんこそ前世のジョージア・オキーフの時の夫、スティーグリッツ氏なのである。お茶をした当日は、もちろん文字通りお茶もしたが、四つ葉を探しているところをマルコさんが動画におさめてくれたり、ストリートピアノを愛子が弾いたりして非言語でも楽しめるコミュニケーションを2人は楽しんだという。

 マルコさんは今回のクラファンで購入した作品について、そして愛子についてをSNSで紹介してくれたという。すると、マルコさんのアカウントを見た多数の外国人の方から愛子に対して、作品を購入したいと連絡がたくさん入るようになったのだ!だが、愛子はその時まだ今のようなECサイトを持っておらず、海外の方から作品を買ってもらうとなると何かしらのシステムを通じて購入をしてもらう必要があった。困り果てた愛子は、SNSで誰か助けてくださいと助けを求めた。助けは求めたものの、愛子は「言ったところで誰も助けてくれないだろう」と諦めて1時間くらいでその投稿を削除した。だが、それをきちんと見てくれていた人がいた。愛子に連絡が入り、助けてくれる人が現れたのである。連絡をくれて確か1週間くらいでとりあえずのサイトが出来上がった。(とりあえずのサイトとは言え、オープンして数日で10万の作品が売れたという!)愛子が知人に助けてもらってオープンしたサイトは、Shopifyというサービスを利用していた。

 しばらくして、最近越境ECを始めましたとSNSに書いたらまた別の知人が連絡をくれた。その知人は、「最近このShopify専門の開発会社に勤務している。困ったことがあったら言ってね」という連絡をくれたのである。ちょうど、自身のサイトのデザインなどを整えようとしていたタイミングであった。知人は、愛子のサイトを実績としてあげさせてもらう代わりに、無料でお手伝いすると言ってくれたのだ。そして出来上がったのが今のサイトである。

 デザインも愛子の理想通りのサイトが出来上がったが、一方で作品はまた売れなくなってしまった。努力をすればまた売れるのではないかと思い、理性を使って愛子は行動に出るようになる。ECコンサルの方にアドバイスを聞きに行くなど様々なことを行ったがなかなか結果に結びつかない。一旦作品が売れることは諦めることにした。すると、諦めた直後に2〜3日おきくらいの頻度で急にまた作品が売れ始めたのである。

 前にもブログで紹介したが、やはり執着心というボールを自身で握りしめていると宇宙はサポートをしにくいらしい。執着心というボールを持ち続けることを諦めると自然とボールが手から離れて宇宙がそのボールをキャッチしてくれて、形にして返してくれるようになっているようだ。

 また、これら一連の奇跡には続きがあり、マルコさんが上げた動画を見て、また別のイタリア人の有名な女優さんも愛子の作品を購入してくれた。ディアナさんという名前の女優である。作品を購入した後にディアナさんは愛子のことと作品のことをSNSで紹介してくれたという。マルコさんやディアナさんにもしPR動画のような形で作品のことをアップしてもらえるようにお願いするとなると、何十万も(もしかしたら何百万かも?)お支払する必要があると思うのだが、マルコさんもディアナさんも自発的に作品と愛子についてのPRを行ってくれたので、愛子は自分で発信することなく自然と海外展開へと発展していったのである。

 ちなみにディアナさんが紹介してくれてからフォロワーが1日で3000人増えたのだ!イタリア人が9割、ドイツやフランス、イギリスやオランダなどヨーロッパ各国からフォロワーが増え、海外のファンやコレクターが増えたきっかけとなった。

 この一連の経験を通じて、思考は現実化するということを実感したという。1つ心残りとして、「忙しすぎて手が回らない!」という内容を書いてしまったので本当に困ってしまったと言っていた。その状態が叶ってしまうので、未来日記に書くときは書き方は注意したほうがいいかもしれない。未来日記、わたしも挑戦してみようかな。

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