意識を持つ植物たち

生澤愛子との生活
Created by Aiko Ikizawa「植物たちの小宇宙」

 麦茶を飲むときは、冷たい麦茶が良い。温度を飲んでいるのかもしれない。暑い夏も過ぎ去って、冷たい麦茶はもうしばらく飲まないかもしれない。冬になると夏が恋しい。でも夏になると早く気温が下がってほしいとも思う。

 このブログで散々書いてきているが、今世でご縁がある人というのは大抵が過去世で何かしら繋がっていた人という場合がある。例えばわたしの過去世で地元の城の城主として武士をしていたとき、今世のわたしの父親は何かしら城に関わっていた人であったという。姿や形や立場を変えて、今世でも関わってくれている例の1つである。もちろん例外もあって、何かしら宇宙で立てた計画を遂行するにあたり早く計画を進めるために全く縁もゆかりも無い魂が両親である場合も存在している。

 愛子も今世において前世のジョージア・オキーフだった時のご両親と再会をしている。愛子が愛子の妹さんを駅まで送る時に初めて通る道で素敵なお庭を見つけた。ストロベリーキャンドルがたくさん生えている素敵なお庭だったそうだ。妹さんとストロベリーキャンドルを眺めていたら、女性の家主さんが出てこられたそうだ。

 ご挨拶から始まり、「よかったらストロベリーキャンドルを持っていきますか?」というところから会話が始まったそうだ。その家主さんは「植物とコミュニケーションが取れる人が存在している」とか、「今の地球は四季のめぐりが早まっていて、夏が来るのが早い」とか「最近の太陽は白い」とか、「公園に入った時に誰が来ているのか察知できるような意識を持っている」など、不思議な話をたくさんしてくれたそうだ。

 愛子はその頃まだスピリチュアルな世界に今ほど詳しくなかったため、こんな人いるんだ、こういう世界もあるんだと衝撃を受けたらしい。スピリチュアルな世界で生きる人は怪しい雰囲気を持っている場合もあるが、その家主さんは本当に洗練された家に住んでいてご本人の雰囲気も素敵だったので、こんな素敵な人が言うのだから本当の話なのだろうと愛子も素直に受け入れられたという。

 その際に愛子がアーティストとして活動していることを伝えると、その家主さんは愛子に興味を持ち、連絡先をその場で交換した。そして連絡先を交換したその日のうちに家主さんから連絡が来た。庭のストロベリーキャンドルを使って「植物たちの小宇宙」というテーマで、それ意外は特に制限なく自由に作品をつくってほしいと依頼を受けたそうだ。作品を制作するにあたり、家主さんのお家へ足を運ぶことになった。その家主さんは愛子に見てほしい絵があると言っており、お家の中へ入れてくれて絵を見せてくれたのだが、その絵を見て愛子は、その方へ向けた作品のインスピレーションを受けたという。そこで、いろんな植物を使って作品をつくったら可愛いかもと思い、新しい作風の作品が誕生したのである。

 後から分かったことだが、その家主さんは前世のジョージア・オキーフのときのお母さんであったという。ジョージアの伝記にもちらっとジョージアの母が出てくるのだが、確かに通ずるところがある。ジョージアが30歳くらいのときに母は亡くなってしまっており、前世では母はジョージアがアーティストとして生きている姿を見ることなく亡くなってしまっている。今世で愛子はアーティストとして前世の母の前に姿を表し、前世の母がオーダーで作品を迎え入れるという前世でできなかったことを今世で果たすことが出来たのである。

 ちなみに愛子の妹さんも、前世のジョージアのときにジョージアの妹として愛子と関わっている(つまり、愛子にとっても妹さんにとってもその家主さんは前世の母親なのである)。ジョージアは7人姉弟であり、愛子の妹さんは前世のジョージアのころの姉弟構成の中では末っ子であった。妹さんが前世のときの16歳のときに母親を失くしてしまっており、今世では成人した姿を見せられたわけである。愛子は今世でアーティストとして生きている姿を見せることができ、妹さんは成人した姿を今世で前世の母親に見せることができたのである。愛子はこのことに気付いた時に自然と涙が出たという。やはり潜在意識はどこかで覚えているということにも繋がってくる話だろう。

 愛子が家主さんに、前世の母親であったことを伝えたところ、家主さんも「偶然ではないんだね、ストロベリーキャンドルがお二人のことを呼んだのだろうね」と言ってくれたそうだ。実際に、愛子がストロベリーキャンドルの庭を見つけた日は、愛子は「通ったことない道だけど、今日はなんとなくこっちの道」と直感で思ったのだそうだ。

 この世の中、偶然だと思われることは実は全て何かしらの力が働いているのかもしれない。愛子はこの前世の母親との再会について、愛子のパラレルセルフと家主さんのパラレルセルフのどちらの存在も協力をして、出会わせてくれた出来事だったと回想している。不思議な出会いは、いつも何かしらの宇宙のサポートが行われているものなのかもしれない。

 

 

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