着ぐるみのような役割

宇宙船地球号の日々

 わたしが中学生のころ、着ぐるみパジャマが流行っていた。ガチャピンや、コリラックマなどの着ぐるみのようなパジャマである。少しヤンチャな女子たちが、放課後にそれを着てプリクラを撮りに行っていた。雑誌に出ているようなモデルの女の子たちもそのようなことをして遊んでいたのだから、わたしの学校だけではなく同世代の中で流行っていたことのように思う。

 変身願望。外面を変えることで自分も変わったような気になれる、手っ取り早い方法。コスプレが廃れないのも、自分ではない何か別のものになりたいという欲が消えないからかもしれない。

 宇宙の存在も、そのように外面を変えてこの地球上に遊びに来ていることがある。「遊びに来ている」と言うと可愛い表現だが、中には「監視しに来ている」存在もいる。宇宙の存在は3次元以上にいるので、地球上で自身で何かをしたいときには肉体を持つ何かに入る必要がある。

 彼らは地球上で活動するにあたり、犬や猫や鳥などの身体を一時的に借りている時がある。動物により、光側の生命体が入れる動物と、光側も闇側もどちらも入ることのできる動物が決まっているようだ。犬は光側も闇側も入ることができ、猫は大半が闇側、カラスもわたしの所感では闇側が大半、うさぎと鳩は光側である。そう言えば、虫を出したり操作することも闇側からすれば容易いことである(虫は操作しているだけで虫の中に闇側の存在が入っているわけではない)。虫は人の注意を引くことができるので、貴方にとって大切な時間を過ごしている際に虫が出た時には、気にしないことをおすすめする。そうすると自然といなくなっている。

 わたしはアーティストウェイのワークをしている時、家の窓から見える場所にカラスがよく止まっていた。不自然なほど、その場にずっと止まっているのである。明らかにわたしのことをじっと見つめている。後から分かったことだが、そのカラスは闇側の存在がカラスの肉体を一時的に借りてわたしのことを見つめていたらしい。いわば監視である。闇側からしたら、アーティストウェイのワークをすることでわたしが何かに目覚めたら困るらしいのだ。

 逆に、光側の存在がわたしを見守りに来たこともある。前にお付き合いしていた彼と公園で別れ話をしていた時である。彼が、わたしを引き止めようとする流れになるタイミングで、決まって鳩がわたしをめがけて歩いてくる。意志を持って近づいてくるのである。彼と話をしながら気持ちがグラついた瞬間が3度くらいあったのだが、その度に鳩がわたしに向かって近づいてくる。目も合い続けている。わたしの心を読んでいるのだろうかと思った。これも後から分かったことだが、その鳩の中にはわたしのパラレルセルフが入っていたらしい。きちんと彼と別れられるかどうか、見守りに来ていたそうだ。

 もちろん、地球外の存在がずっと地球上の動物の肉体の中にいられる訳ではない。あくまでも一時的な話である。でも、こういったことはよく起こっているようだ。

 そのようなことが出来るのであれば、人間に乗り移ることも可能なのであろうが、どうやらそれは原則として禁じられているみたいだ。人間が作ったものを地球外の存在が壊してしまうことも重罪なのである。できる範囲の中で、闇側も光側もそれぞれがそれぞれで出来ることを実行している(ちなみに闇側は大小問わず、度重なるルール違反を犯している)。

 動物を使って人間に近づくことが出来るなんて、よく考えられた仕組みだ。人間は動物だと思って接しているので、警戒心を抱かずに人間の方から近づいていく。監視や観察をしたい地球外の存在からしたら好都合な話なのかもしれない。

 ぜひ今日から、身の回りの動物に注意を向けてみてほしい。明らかにおかしいと思う動きをする動物が見つかるはずである。そんなふうに注目して日常を過ごしてみるのも、ゲームみたいで面白い。

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