2023年の夏頃に愛子は海外のテレビ番組に初めて出演をする。ロケは日本で行い、香港でテレビ放送がされたのであった。海外のテレビにも出たいとふんわりと思っていたので、それが叶ったことが嬉しかった。
そして同じくらいの時期、わたしが愛子の家に遊びに行った時に当時同棲をしていた恋人との間で起こった出来事について話をしていた。わたしは今すぐじゃないが、年末くらいに別れて引っ越しをしようかなという話を愛子にしていたのである。
2023年9月、愛子の住んでいるアパートに空きが出た。大型の家具などが粗大ゴミに出されており、誰かが引っ越しをするのではないかと思って調べてみたところ、物件検索サイトで、愛子が住んでいるアパート内の物件が募集中という紹介がされていたことを発見した。愛子は、もしタイミングが合えば同じアパートにわたしが引っ越してきてくれたら嬉しいなと思っていたそうだ。
だが、その時愛子はわたしに情報を送るのが「迷惑だろうか」と思っていたそうだ。年末に引っ越しをしたいという話をしていたことを覚えてくれていたのである。わたしが愛子に、一人暮らしをする場所の候補に愛子が住んでいる最寄り駅も候補に入れていることを伝えていたので、「今は違う」とわたしが思ったらそれでいいやと思い、愛子は9月の中旬頃にアパートの物件の情報を送ってくれたのだった。
わたしはわたしで、愛子の家に何度か遊びに行くうちに、もし一人暮らしをするのであればこんな家に住みたいと思って憧れていた。わたしは2年半弱くらいを社員寮で過ごし、その後すぐに恋人と同棲をしていたので、一人暮らしをしたことがなかったのである。ちょうど恋人と別れて一人暮らしをすることを考え始めていたタイミングで、愛子がアパートの別の部屋の物件情報を送ってくれた。わたしにとっても非常にタイミングの良い話であったのだ。
愛子からLINEで物件情報を送ってくれていたときは普通に会社で働いていたのだが、なぜかわたしはLINEを目にして、15分後に返信をしていた(わたしは普段はそこまで頻繁にLINEを見ない)。木曜日の夕方に愛子から連絡をもらい、金曜日には内見を予約して土曜日の朝イチの時間で内見をすることになった。
すごいスピード感でわたしは動いていき、紹介してくれた愛子の方が面食らっていた。内見の日は愛子も立ち会ってくれて、その場で申し込みを依頼する。動物的な直感で後先考えずに次々と行動を起こしていくわたしを見ていて、愛子は近くに友人がいたらいいなぁと思っていたことが叶いそうなこと、わたしの人生がより良くなったらいいなぁと思って見てくれていたようだ。
そして10月、ついにわたしが同じアパートに引っ越して来たのであった。毎週末わたしは愛子の部屋へ行き、タコパを頻繁にしていた。愛子は2022年冬頃にはすでに肉や魚が食べられなくなっていたので、野菜やチーズ、明太子(愛子は当時、明太子はまだ食べることが出来ていた)でたこ焼きを焼いていた(もはやたこ焼きではない)。
時々、愛子とわたしと愛子の友人の3人で会って、キネシオロジーテストをすることもしていた。この3人は宇宙で立ててきた計画のプロジェクトメンバーの仲間であった。この時にわたしたちは闇側の存在によって騙されており、本来はこの今の地球上では行動することが必須であるが、わたしたちはキネシオロジーテストを通して、どんどん「何もしなくてもより良い未来が手に入る」と勘違いをしていってしまう。闇側の存在からすれば、わたしたちが動かなくなることは計画を阻止できるので、好都合なのであった。この時愛子の意識レベルは916であった。(続く)
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