最近、愛子と友人とわたしの3名でキネシオロジーテストをした。その友人はその日に初めてキネシオロジーテストをしたのだが、初めてテストするときは質問の仕方や力の入れ具合などがなかなか掴むのが難しそうにしていた様子であった。確かに、わたしも初めてキネシオロジーテストをしたときはどのように質問したらいいのか、どれくらい力を入れたらいいのかなど本を読んだだけでは分からなくて難しく感じた記憶がある。今回のブログでは初心者向けキネシオロジーテストのやり方について紹介していこう。
まず、キネシオロジーテストはYESかNOかで答えが出る質問しか出来ないようになっている。いわゆる5W1H (Who /When / Where / What / Why / How)の質問は質問ができない。このテストは筋肉反射のテストであるので、質問の仕方というのは非常に大切な要素である。
例えば、意識レベルを図る場合を例に上げてみよう。
✕)わたしの意識レベルはどれくらいあるか
◯)わたしの意識レベルは500以上ある
このように、◯の方の質問の仕方で質問をしていくのがこのキネシオロジーテストにおいては適切である。このテストは質問をする側と筋肉反射で答えを出す側の2名が必要である。答えを出す側の人間は、起立して腕が身体の側面についている状態から、片腕だけそのまま真横にまっすぐ伸ばして腕全体に力が入った状態にする。質問をする側は何かしらの質問をして、その目の前にある腕を力いっぱい下に下げようとする。答えを出す側は、質問する側から腕を下に下げられようとした時に力いっぱいきちんと抵抗をする。また、答えを出す側の人は目をつぶっておくと正答率が上がる。
この状態で質問をした時に、質問の回答がYESであればお互いの力が拮抗しているので答えを出す側の腕は下がらず状態が保たれる。質問の回答がNOであれば回答を出す側の腕はなぜか力が抜けてしまい、質問者の力に抗えずに腕が下がってしまう。
質問する時の注意点として、まず質問の内容は全て肯定形で聞く必要がある。それから、「良い」「悪い」という聞き方も、質問自体がふわっとしてしまって上手く回答が出ない場合が多い。良いか悪いかを聞きたい場合は、「わたしにとって最適である」「わたしにとって適切である」のような形に言い換えをすることをおすすめする。
例えば、貴方が長くお付き合いを続けている人に対して、最近恋愛感情があってお付き合いをしているのか、惰性で付き合っているのかわからなくなってしまったとする。別れるほどの決定的な何かは起こっていないが、このままお付き合いを続けることにもこれでいいのかと悩んでしまう。そのような状態の時に質問したい時の例を2パターン上げてみよう。
✕1)わたしは〇〇さんに対して恋愛感情がない
◯1)わたしは〇〇さんに対して恋愛感情がある
✕2)わたしは〇〇さんとお付き合いを続けるのは良くない
✕2)わたしは〇〇さんとお付き合いを続けることは良い
◯2)わたしは〇〇さんとお付き合いを続けることはわたしにとって最適である。
このように、良いのか悪いかを質問したい場合は参考にしてほしい。もちろん、このキネシオロジーテストに頼って思考を放棄した状態で何かしらの決断をするというのは危険なことだとも思っている。だが、もし何かしら葛藤がある状態でどうしたら良いのか判断に迷っている場合は、このキネシオロジーテストを使って自分の本音が何であるのかを探ることに使う分には問題ないと思っている。
転職したいと思っているが踏ん切りがつかない場合、転職した後の年収が不安なのか、転職した後のキャリアステップが不安なのか、働き方が不安なのか…など、このキネシオロジーテストを使って自身の現在地を測定するということで決断をしていく1つの助けにもなるだろう。
また、このキネシオロジーテストは、その質問がどのような感情が起点になっているかにもよって正答率が変わってしまう。例えば、自身の恋人が浮気しているかどうかを調べたいとしよう。これは自身の不安からくる疑念を払拭したいという気持ちから出てくる質問だと思うのだが、この場合は質問の起点の感情が意識レベル200未満となってしまうので上手く測定ができないようになっている。もしどうしてもこの質問したい場合はフラットな状態で質問をすることができる第三者へこの質問を頼んでみる、などが1つ解決策になるかもしれない。
それから、質問の内容が何かを証明したいなどのエゴが強い場合というのも回答が上手く得られない場合がある。質問をするときはあくまでもフラットな気持ちの状態で、物事に対して質問してみるということが重要である。この”フラットな気持ち”が難しいと思うので、まずはそれから質問してみるというのも良いかもしれない。「わたしがこれからする質問において、エゴが発生している」と質問してみて、YESと出てしまったらそれは質問するべきではないだろう。
時計などの貴金属やアクセサリー、宝石などを身に着けながら行うテストも結果がぶれてしまう。フラットな状態というのがこのテストでは重要なのである。詳しいことは本に書いてあるので、ぜひ一読をおすすめする。このキネシオロジーテストを楽しんでみてもらいたい。
(※)参考文献・出典
デヴィッド・R・ホーキンズ著(エラン・デラヴィアンド&愛知ソニア訳)『パワーか、フォースか』2018年、ナチュラルスピリット
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