アニタ・ポリッツァーが書いた伝記(※)の中に、ジョージア・オキーフが飼っていた猫2匹のことが記されていた。1匹の猫をスイコ、1匹の猫をリー・ティと名付けていた。スイコの名前の由来は「日本で最初の仏教寺院を建立した日本の女帝にちなんでスイコと名づけられていた(p.227)」と伝記に書かれていた。日本の女帝でスイコという名前は、推古天皇しか存在していない。推古天皇をアメリカ人で知っている人なんているのか。この伝記を書いた時代にはネットもないのに、どのようにこの日本の女帝の名前まで辿り着いたのだろう。日本でも、最初の女帝ということは知られていても何をしていた人かを詳細まで説明できる人はどれくらいいるのだろうか。わたしたちが学校で習った歴史によると、推古天皇は聖徳太子の叔母ということになっている。
リー・ティの名前の由来については「雪のなかを突進する水牛の絵で有名な中国の風景画家にちなんで…(p.227)」と書いてあった。これも不思議な話で、今のようにネットがあるわけではないのに、なぜ日本だけでなくて中国の画家まで知っていたのだろう。ジョージアが画家だったので、歴史に名を残している画家について調べていたなどがあったとしてもおかしくはないが、”スイコ”という名前に辿り着いたことは本当に謎が多い。
これもジョージアの過去世がどちらも推古天皇とリー・ティであることが関係している。ジョージアの過去世ということは愛子の魂の過去世ということである。リー・ティについては本当の名前は「李迪(りてき)」である。李迪の国宝である紅白芙蓉図を見ると、この繊細さがジョージアの作品にも愛子の作品にも通ずるところがある。ジョージアは気が強かったので絵もダイナミックな作品もあるが、花を捉える構図や色彩は非常に繊細なものがある。
余談だが、愛子はジョージアについての伝記を過去に2回読んでいるようだ。2回目に読んだのが2023年10月のタイミングである。スピリチュアルな世界に詳しい人はご存知かもしれないが、2023年の10月というのが宇宙が地球を救済するためにライオンズゲート期間のような形で宇宙と繋がる扉が開かれたタイミングであった。扉が開いている期間、光側の生命体が入りやすくなると同時に、闇側の存在も同じく地球へアクセスしやすくなってしまい攻撃をしかけた時期なのである。2023年10月〜12月初週くらいまで、闇側も地球で大暴れして、人間のエネルギーを吸い取っていた。
その時期に愛子はこのジョージアの伝記を読んでいる。本の中で「スイコとリー・ティ」の猫についての記述を読んだはずなのに、何度見返しても見当たらなかったということが起こった。闇側は歴史や書物をいじることなんて容易なことであるので、スイコとリー・ティについての記述も隠してしまったのである。それは、愛子に過去世を思い出してほしくない闇側による攻撃であった。結局愛子はその記述を隅々まで探してもとうとう見つけられなかった。過去世のことは思い出せば出すほど意識レベルが上がるようになっているので、闇側の存在は愛子に意識レベルを上げさせないようにそのようないたずらを仕掛けたというわけである(闇側の攻撃はいたずらと言えるほど可愛いものではないのでいたずらという言葉は不適切であるようにも思っているのだが、いい言葉がなかなか見つからない)。
それから、画家繋がりで言えばピエール=ジョゼフ・ルドゥーテも愛子の過去世である。ルドゥーテは男性だったという歴史になっているが、これもキネシオロジーテストによればルドゥーテは女性であった。確かに、作品を見るとわかる。男性はこのような傾向にあって〜…のように性別で論じるのはあまり好きではないのだが、ルドゥーテの作品は女性が描いたと言われたほうが腑に落ちる作品ばかりである。李迪の作品とも似ている繊細さ。同じ魂が描いたと言われたら納得ができる。ルドゥーテの作品も植物を描く構図や色彩の捉え方が天才的に繊細である。ルドゥーテは浪費家であったという逸話が残っているが、これも誤っている。わたしは実はその当時、恋人や夫婦などの恋愛的・家族的なパートナーという関係以外の位置でルドゥーテの傍にいたのだが、わたしの過去世がルドゥーテへ宝飾品や豪華なドレスなどを買い与えていたようだ。わかる。そういうことを過去世のわたしがしていたという想像ができる。
過去世がつくった作品についてはやはりどこかに記憶が残っているようで、ときめくような感覚を覚えるようになっているらしい。ときめきは自分と繋がる機会を得られるサインなのかもしれない。
(※)参考文献・出典
アニタ・ポリッツァー(荒垣さやこ訳)、『知られざるジョージア・オキーフ』、1992年4月、晶文社
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